2019年02月21日

「もやい展」応援メッセージ

【応援メッセージ】草野和美さん(主婦)

いわき市より東京へ

ご家族で自主避難されている

お母さんより応援メッセージ頂きました。

ありがとうございます

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明後日には家に帰る・・

そう思って福島を離れてから8年

私たちは今も、東京にいます

8年前の春

夫が、震える手で牛乳を捨てるのを見た日を境に

世界が変わっていきました

牛乳、小魚、葉物野菜・・

体に良いものが、体に悪いものとなり

キノコ、ワラビ、コシアブラ・・

探し見つける喜びが、悲しみに変わりました

子どもが野山で元気よく遊ぶことが

 体に悪いことになって

誠実だと信じていた科学者たちが

 堂々と嘘をつくことを知り、膝が震えました

堆肥や腐葉土を使った有機栽培は汚染しやすく

化成肥料たっぷりの野菜の方が安全なのだそうです

当たり前だったことが、こんなにも、当たり前でなくなったのに

 それでも世の中は、まるで何事もなかったように動いていくのです

だから、あの日からずっと

止まったら呼吸ができなくなる魚の様に

ただただ走り続けてきました

とめどなく悲しくて

一方では、逃げた自分を責めながら

いつも心の中で、誰かに、何かに、謝り続けながら・・

でも、ふと横を見たら

同じように走っている人たちがいました

泣いたり怒ったり、叫んだり笑ったりしながら

走る魚たちの群れは、ひどく個性的で、騒がしくて

不思議と体が温まりました

もやい展

感じ方がひとりひとり異なるように

表現の仕方もさまざまだけど

あらゆる感性を総動員して語られる

悲しみ、怒り、絶望、そして希望

3,11でバラバラになったもの、砕け散ったもの

剥ぎ取られたもの、棄て去られたもの

そこにあった命、想い

絆とか復興とか、そんな作り物の美談ではなく

美しいものと、いびつなものが混然としたまま

ひとつのもやい綱に結ばれていく様は

たぶん、命そのものなのだと思うのです

私もまた、今も生かされ、生き続ける苦しみの中で

もがきながら、一方では若い命に、目を奪われながら

そんな混然とした今を生きる私もまた

既に、これらの作品の一部だと思っています

もやい展 応援しています

いわきから子ども達と共に東京に避難 草野和美  




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「もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から8年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が金沢21世紀美術館で結ばれます。絵画、彫刻、写真、生花、造形、詩歌……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。

一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。

https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa

★もやい展スケジュール★
場所:金沢21世紀美術館 ギャラリーA(石川県金沢市広坂)https://www.kanazawa21.jp/

日時:2019年3月5日(火)〜10日(日)

   5−7日/10時~18時 8−9日/10時〜20時 10日/10時〜17時

入場料:100円(各種免除規定あり)  


Posted by 小林憲明 at 10:49展覧会「ダキシメルオモイ」日記

2019年02月18日

静岡県由比町での展覧会お知らせ

〈 お知らせ 〉
静岡県から被災地へオモイを寄せる方々に展示のご縁をいただきました。
当日は福島県から富士宮へ避難、移住されたお母さんと一緒にお話させていただきます。
東日本大震災から8年、揺れる大地の上で、
押し寄せる津波や迫りくる見えない放射能に怯えながら、
被災地から遠く離れたテレビの前で、
あなたが、なにを守ろうとしたか、
誰を抱きしめたかったのか
思い出してください、
福島から富士宮に避難されたお母さんのお話を聞きながら、
ダキシメルオモイで描いてきた親子のオモイにふれながら
オモイを共有出来たら幸いです。

当日、地持院さまの大広間に50家族ほどのダキシメルオモイを並べて展示させていただきます
被災地に暮らす家族のオモイ、被災地や関東から避難された家族のオモイ、
それぞれのオモイにふれていただけたら有り難いです。


東日本大震災被災者支援チャリティー
ハンド❤︎イン❤︎ハンド〜きずな〜7

「ダキシメルオモイを紡いで」
絵画展&トーク&ミニコンサート

日時 : 2019年3月17日(日) 13:00〜15:00 (開場12:30)

会場 : 地持院(じじいん) 静岡県清水区由比町屋原183-3
駐車場が少ないため、公共交通機関をお使い下さい。

参加費 : 一般1,000円 大学生500円 高校以下300円 (お茶・お菓子付き)

プログラム : トーク「ダキシメルオモイ プロジェクト」小林憲明

トーク 「郡山から富士宮へ」小笠原明日香 ( 富士宮市在住 )

朗読 『ダキシメルオモイ絵画集』より 清水幸子

コンサート (ヴァイオリン・ピアノ・フルート)川口舞/緒方るみ/原茉里佳

※3月16日(土)10:30〜15:30 ダキシメルオモイ絵画展


小林憲明、堀川文雄・貴子さんご夫妻(福島県浪江町より富士市に移住)が来場

主催 グループ・しみず 共催 地持院

協力 高校生ボランティアグループ・チーズケーキ

問合わせ・申込み 田中たか子 054-347-1085

山本のぶ代 054-364-8001

地持院 054-375-2768



  


Posted by 小林憲明 at 19:53展覧会「ダキシメルオモイ」日記

2019年02月10日

「もやい展」クラウドファンディング目標額、達成いたしました!

もやい展(2019年3月 金沢21世紀美術館)クラウドファンディング目標額、達成いたしました!

ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

2011年3月11日
東日本大震災が起きてすぐ、3歳の長男と妊娠9ヶ月のかみさんを連れ豊橋から車で1時間かけ、カーナビで津波の映像を見ながら渥美半島の先にあるかみさんの実家に避難しました
翌日、2週間原因不明の高熱を出していた長男は渥美病院に入院、病室で原発事故を知りました。
爆発した建屋から黒煙が立ち昇るのをテレビで見て、子育てが難しい世界になってしまったなと思いました



※(写真はそのときの病室のベッドで弱り切った長男を抱きしめるかみさんの横顔に
「この先何があってもこの子は守り通す」
というオモイを込めた作品)

次男が産まれ、風呂入れや長男の寝かしつけをしながら、独自に原子力発電について調べ勉強したら、高校時代に聞いていた忌野清志郎の「サマータイムブルース」歌詞で36基だったのが、20年経って全国に原子力発電所が54基に増えていることを知って愕然としました

ふるさと新潟に世界最大級の柏崎刈羽原発があるのに今まで原子力発電について無関心でいた自分
今回の原発事故は自分を含めた日本に暮らす全ての大人たちの責任が大なり小なりある、福島だけの問題では無い、そう思いました

ひとたび事故が起これば、今まで先人たちが大切に守ってきた山、河、大地、海、空、そこに暮らす人間はもちろん、全ての生き物たちが長い間、汚されてしまう、そうした発電方法をこれからも続けて行くのか、どうするのか、
今回の事故で福島やその周りに暮らしていた家族のオモイ、何を守ろうとしたのか、たくさんの家族を訪ね歩いて描いていくことで、数字ではわからない、オモイの輪郭が見えてくるのではないか、
そうしたオモイを知ってもらうことで、無関心ではなく、たとえすぐに答えが出なくとも、考え続けるキッカケになってもらえたらと願い、2012年から活動を続けてきました

今回のもやい展、立場やジャンルの違うたくさんのアーティストの8年間、福島や命と向き合い続け表現し続けてきた作品がもやいます
それぞれの円が重なった部分、ひとりでは現しきれない濃いメッセージを会場で観て感じてもらえたら有り難いなと思います、とにかくたくさんの方々に観て触れて感じて欲しい、僕個人としては、この先「もやい展」が日本を巡回して展示されたらいいなぁと思っています、とくに原発立地している県で、原子力発電に従事して働いている人、推進派も反対派も無関心な人たちにも、
みんなでこれからどうしていくのか、対立や分断ではなく、考えるひとつのキッカケに、この「もやい展」がなってくれたらいいなと願います

目標額を達成しましたが、まだまだクラウドファンディング継続します、賛同いただけましたら、少しでも協力いただけたら有り難いと思います。
これからもよろしくお願いいたします

もやい展、クラウドファンディングページ
https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa

ダキシメルオモイ プロジェクト
小林憲明  


Posted by 小林憲明 at 06:53展覧会「ダキシメルオモイ」日記原発

2019年02月05日

寒波迫る年末の北海道取材③

【 取材3日目 】
泊まらせていただいている旭川市内の即成寺から
3時から取材ということなので、それまで旭川市内を散策したいと思います


即成寺から徒歩30分
ラーメン屋さん「ふく寿」

味噌ラーメンいただきます☆

美味しいラーメンの発展、発達と雪
密接な関係があるような気がずっとしています
冬の季節に増える仕事
除雪、雪かき、雪おろし
それらの重労働のあとに安くて温かいラーメン
身に沁みます
雪が深い地域のラーメンは美味です

食後、店の外は吹雪いてきまして
ホワイトアウト状態、タクシーを拾って旭川別院へ

冬の旭川別院


イチョウ並木から見える本堂



旭川別院からはふたたび歩いて
師団通りを駅を背に北上しました


おもちゃのタモちゃん

師団通りの道の下には融雪の熱線?が入っているのか、積雪のない道を歩けました
自転車で出前する姿も見えたり、、、


師団通りのシンボルタワーも雪景色


師団通りで100年続く「理容タカハラ」
今回は風邪をひきそうだから行きませんでした

そのとなりのジャパチーズに顔を出して。。。
あぶりチーズをいただいて☆
タイムオーバー、即成寺へ帰ります

年末も年末の12月29日、忙しい中、

料理を持ち寄って即成寺さまに4家族に集まっていただき、その中でそれぞれお話を聞いて取材させていただきました

福島県から北海道東川に母子避難された家族、
震災当時、13歳と12歳の男の子、震災の年の5月に東川に母子避難、
絵のモデルということ、同性として家族と一緒にモデルになるのに少なからず抵抗がある年頃だなぁと、長男と次男、それぞれの話を中心に聞くことに(旦那さんは前日に少しお聞きしたので)
最初は緊張を感じましたが、いろいろなお話を聞くうちに共感出来ることが多々あり、震災当時のリアルなオモイを聞かせていただけました

震災当時の子どもたちが成人してきています
あのときどんなオモイを抱えていたのか、こうして時間が経ってから話してくれた大切なオモイも絵に込めさせていただきます

ひと家族の取材が終わってから乾杯、

ふた家族目は、関東から母子避難された家族
奥さまが太鼓をされていて、それをはじめるキッカケに生まれ育った家に流れるオモイがお話を聞きながら感じることが出来ました

山梨から家族で北海道に移住された家族
娘さんが眠くなり(取材が長引いてしまいまして)
急いで撮影だけに、、、後日Skypeでお話をお聞きしたいと思います(苦肉の策)

2018年の取材納め、無事終了しました
集まっていただいた皆さまありがとうございました

【4日目】

翌朝、即成寺さんから見えたご近所の雪下ろしの風景
新潟で暮らしていた子どものころ、よく父親が帰ってきてから2階の屋根に上がり、積もった屋根の雪下ろしを手伝っていたのを思い出しました、
しんしんと降り続く夜は、寝る前に雪を下ろさないと大変なことになります、家屋に負担がかかるので、時間を見ては下ろします、これがまた重労働で30分していると汗だくになります、、、
今は新潟の平野部ではそんなに降りませんが、
今回の旭川は、子ども時代の雪景色を見てるような懐かしい感じがしました


即成寺さまに旭川駅まで送っていただきました
札幌を経由して新千歳空港まで行きます


少し時間があったので
札幌駅、改札を出て駅ビルの地下街でコーンバター味噌ラーメン、
天候が荒れてきたので食べ終わり空港へ向かいます


空港の待合所にあるコンセント、携帯の充電が無くなりそうになっていたので重宝します


新千歳空港からの帰りの飛行機、
大寒波で飛ぶのか心配でしたが、無事飛び立ち
セントレアに真夜中の午後11時到着

そこから高速を使って車で2時間半
日付が変わり12月31日、大晦日になりましたが無事帰宅しました

3泊4日の北海道取材旅、大寒波が迫る中、
おかげさまで滞りなく予定していた家族の取材なんとか完遂出来ました

福島や宮城、関東から北海道へ避難、移住された家族のオモイ
それぞれが歩んできた道のり、重ねてきたオモイを
聞きながら追体験させていただきました
この家族の守りたかった物、抱えているオモイ、
これから絵にしていきたいと思います

北海道、取材旅、最後まで読んでいただきありがとうございました







  


Posted by 小林憲明 at 19:51「ダキシメルオモイ」日記